2-2 路線バス乗り継ぎのたび(5)  潮岬→納沙布岬 
ルール
路線バスを乗り継いでたびをすること。それも主に日本海側を経由して
今回からは断線区間が非常に多いので、無理をしない範囲での歩きを認めることとする。
当然ですが、高速道路を走行するバスへの乗車は認めない。
・・・とおおざっぱに決めましたが、あまり固苦しくせずに、臨機応変にやっていきたいと思います。
(5)-5 北見→納沙布岬
続きはありません
続きはありません
路線バス乗り継ぎのページへ戻る
第e320バス  2008年7月31日(木) 北見BT 18:20 → 19:00 美幌  北海道北見バス
さきほど乗ってきた北海道北見バスのバス停名は、「美幌」。これから乗る網走バスのバス停名は「美幌駅前」
同じところにあるのに名前が違うのは、とても紛らわしい。会社の決まりでそうなってしまっているのか。
19時を過ぎたのに、美幌から網走行きが走っている、まさに平日ダイヤをうまく使えた。
外はすでに暗く、バスもぼんやりとしか撮れなかった。
第e321バス  2008年7月31日(木) 美幌駅前 19:20 → 20:05 網走駅前  網走バス
さて1年ぶりに路線バス乗り継ぎのたびを続けるために、
北見へとやってきた。まずは津別行きに乗り、美幌へと
向かう。今回は平日ダイヤをうまく使いたいので、
夏休みを使ってみた。昨年と違って今年はずいぶんと
すずしい。
すぐに鉄道に沿って美幌方面へと走る。このあたりは
ショッピングセンターも多く、乗り降りがそれなりにある。
大部分は北見市内での買い物や遊びの帰りに
使っているようで、買い物袋を持っていた。
美幌駅前ではなく、美幌というところが終点でしたが、
駅前のことだった。駅前にはプレハブのような待合室が
あり、さすがに誰も待っている人はいなかった。
美幌から網走までも、ほぼ石北本線にそって走る。夜なので暗くて、バス停に人がいるかもわかりにくい。
さすがにこの時間に乗る人はいなく、最後まで私ただ1人であった。高校が休みになっていると思われ、
よくこのバスも運休せずに走っていてくれて、バスたびには大変たすかった。今日はこのまま網走に宿泊、
明日はかなりの長丁場になるので、早めに寝ることとした。
第e322バス  2008年8月1日(金) 網走駅前 6:45 → 7:50 斜里駅前  網走バス
今日は網走から、ノサップ岬すぐ手前の根室までを1日で走破しようと考えている。終盤にきて重要な日となる。
平日はなんと6時台からバスが走っており、この日を中心に北海道旅行の大枠を決めたのだ。
ちょうど赤い網走バスがやってくるところがうまく撮れた。網走駅前のロータリーではなく、駅前の道路沿いに
やってくる。やはり乗客は少ないが、無人にはなっていない。
ほぼ釧網線に沿ってオホーツク海を右に見ながら東へと進む。流氷の時期には、バスに乗れながら見れるのかな、
右の写真のような景色が広がっていました。半分寝ながら、約1時間乗って斜里に着く。このあとは最後の
山越え区間となる。
第e323バス  2008年8月1日(金) 斜里BT 8:00 → 8:45 ウトロ温泉  斜里バス
斜里BTにはたくさんの観光客でにぎわっていた。
みなさん網走から釧網線にでも乗ってきたのだろうか。
斜里からは羅臼へと、山を越えて進む。羅臼まで通して
買うことで400円ほど安くなる。今日は知床観光はあきら
めて路線バスのたびを優先する。
緑色の路線バスらしからぬ、観光バス用のようなバスに
乗り込んだのは8人程度。他にBTにいた人は、どこに
行ったんだろうか。すぐに知床半島北側の少ない平地
部分を進む。オシンコシンの滝が途中にあるはずなのですが、
全く気づかなかった。
ウトロ温泉も小さなバスターミナルになっていた。
第e324バス  2008年8月1日(金) ウトロ温泉 9:00 → 9:50 羅臼  斜里バス
ウトロ温泉では、札幌行き直通の高速バスイーグルライナーの宣伝をしていた。この距離だと昼便はほぼ1日使う
ことになってしまいそうです。さきほどの緑色のバスから乗り継いだ人は誰もいない。みなさん知床観光にでも
行ったのかな。ウトロ温泉を出ると、かなりの登りに入る。ウトロでは晴れていたのに、峠が近くなると、キリが
深くなってきた。知床峠で降りる人がいた。
反対側の乗り場の知床峠バス停が右の写真。
知床峠を境にずいぶんと天気が違うようで、斜里側では晴れて暖かかったのに、羅臼側ではくもっていて
寒いくらいだ。その後は全く乗り降りともなく、わずか数名で羅臼に着いた。私も羅臼には初めてきたので、
どんなところだかわくわくしていた。
第e325バス  2008年8月1日(金) 羅臼 12:45 → 14:10 中標津BT  阿寒バス
羅臼ではなんと3時間待ち、ウトロか知床峠か羅臼のどこかでは待たないといけない。どうしても本数が
1日数本という路線が多く、待ち時間は避けられない。羅臼の街を探検していた、なんと気温は17℃の表示で、
夏休みで暑い東京からは考えられないほどすずしい。思ったよりも羅臼って寂しいのね。
雨も降ってきて、傘もなかったので、最後の1時間ぐらいは小さな待合室で過ごした。
羅臼からははるか遠くの釧路まで走るバスに乗る、市立病院前というのは、釧路の病院のことか。なんと
釧路までは4790円、中標津まででも2320円もする。鉄道代替路線ではないので、高いのはしょうがない。
ペラペラの紙に中標津というスタンプと2320円という手書きの、昔ながらの乗車券を窓口で買ってバスに
乗る。乗客は若い女性を含めて4人、ダイヤがきついのか、相当なスピードで走っていく。中標津まで
ほとんど平坦な道を進み、1時間半ほどで着いた。中標津の市街地で少し乗り降りがあっただけで、
途中での乗り降りがなかった。
第e326バス  2008年8月1日(金) 中標津BT 15:45 → 16:50 厚床駅前  根室バス
中標津はかつて国鉄時代に鉄道のあったところのようで、駅前の広場がそれを感じさせる。なんとなく九州の
宮之城に似ている。旧駅舎をバスターミナルのようにして、待合室にはテレビもついていた。中標津でも1時間半
待ちとなった。ここはバス乗り場がたくさんある。これから乗るのは、厚床行きの根室交通。正面の赤いNという
記号が、根室交通のNなのか。行き先表示が中標津だったので、運転士に厚床行きではと確認したら、
行き先表示を戻し忘れているみたい。
やはり乗客は少ない、それなりに待合室には人が多かったのに、みなどこに向かったんだろうか。このバスの
時刻表上の厚床着時刻は16:47。公式HPに全バス停の時刻がのっており、距離やダイヤを見ると、バス式ダイヤ
になっていない。つまり遅れることはあっても、早く着くことはまずない。なので、2分接続の釧路行きには乗れない
こともありそうだ。実際にも厚床の手前で意外と乗り降りがあり、4分ほど遅れて厚床駅前に着いた。
第e327バス  2008年8月1日(金) 厚床駅前 17:00 → 17:45 根室駅前  根室バス
4分遅れのために花咲線に乗れずに、おこっている
人もいた。バス、鉄道ともに本数が少ないので、
中標津発をもう10分はやめるとかして、接続できたらいい
のに。もとこの日は厚床で終えて、バスで釧路に戻る
予定でいた。でもすぐの接続で1日3本という貴重な根室
行きがあったので、乗って根室駅まで進めることにした。
乗客は私ただ1人、列車の走っていない時間帯なので、
他に誰かいると思ったのに。厚床〜根室は、花咲線よりも
近道になり、距離は短い。なのになんと1350円もする。
この区間をバスで走るのは初めて。最後まで全く乗り
降りがなく、私のためのバスになってしまった。
とうとうノサップ岬まであと1本の、根室駅前まで無事にやってきた。明日は予備日にして、ノサップ岬到達は
3日日曜日にする予定とした。しかし思わぬ落とし穴があった、なんと釧路駅付近で不発弾処理で、花咲線は
今日はこのあと全便運休だそうだ。今日は釧路に泊まる予定にしている。
厚床から根室までバスたびなんかやっている状態ではなかった。
結局は最終列車と同じ時刻に、待っていた乗客19人がタクシー5台に乗り、根室〜釧路をノンストップで
走らせてくれた、いわゆる代行タクシー。こんなに長い距離をタクシーに乗り続けたのは初めてだった。
第e328バス  2008年8月3日(日) 根室駅前 6:30 → 7:05 納沙布岬  根室バス
前夜札幌から根室行きの夜行バスに乗り、朝根室駅に着いた。いよいよ次に乗るのが、最東端の納沙布岬行きの
根室交通のバス。夜行バスに乗ってきた人で、納沙布岬行きのバスに乗り込んだ人はいない。観光客は
夜行列車にはいても、夜行バスにはいない、というのは本当のようで、みなどこへ消えてしまったのか。
まりもに乗った人は、まだこの時間には根室には着いていない。結局1人での発車となった。
納沙布岬に行くのは4回目ぐらいになるのかな。さすがにバス停名を覚えるほどは乗っていない。
行き先表示に太平洋周りと書いてあり、他の経由もあるのだろうか。
いかにも北海道らしい景色を進み、海が近づいてきて、乗降の全くないまま30分ほど乗ったところが
終点の納沙布岬だった。
これが北海道最東端納沙布岬のバス停。離島を除いた
最西端の宮の浦から、乗り継いだバスはなんと155本で
バスの運賃の合計は約13万3000円。
こうして過去の行程をじっくりと眺めてみると、すごいところを
通ってきたな、と思いました。
今となっては、すでに廃止されている路線もいくつか
あるようです。

最東端到達証明書と納沙布岬の標識です。
デジカメすらもっていないときからスタートしたので、なんか中途半端な旅行記になってしまいました。

これにてキャナルの路線バスのたび、完全に終了となります。
1つのことが終われば、また次の新しい何かがはじまる、検討中のものはいくつもあるのですが
実際にできるかどうか、しばらくの間検討したいと思います。
最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
inserted by FC2 system